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おたく的なことをちまちまと綴るブログです。
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滅茶苦茶気持ち悪いものを清潔に書きたいと思っています








個人的にエログロとか大好きなんですけど、大体ああ言うのって清潔感とは無縁じゃないですか。
文章で書くにしても「内蔵から(ry)」とか書いた時点で生臭くなってしまうし、絵なんかどんな風に描いたってグロはグロだし。
どんな風にすれば清潔感のあるエログロが成立するのかと考えた時に、やっぱり一番近い所にある作品が村上龍の「限りなく透明に近いブルー」なのかなあと思いました。
初めて読んだ時、ドラッグで嘔吐だとかアイスピックで指を刺すだとか、痛エグい描写が結構あったのに全然気持ち悪くならないのが不思議だったんですよね。賞の審査員も満場一致で「清潔」と評したそうなので、書いてある内容と読後感って言うのは必ずしも一致するもんじゃないんだなあと当時凄く衝撃を受けたのを覚えてます。
この作品で清潔感って言うのがどこから来るかって言うと、主人公の究極の受身&客観姿勢なんですよね。自分からは特にアクションを起こさない(自身が一つの感覚器になったよう)、そして自分の身に起こったことに対して何ら感慨を抱かない(単なる情景描写、硝子越しに眺めているような感覚)。
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