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おたく的なことをちまちまと綴るブログです。
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私の(暫定)好きな漢字トップ3は、「櫻」「鷺」「薨」なのですが、中でも「薨」の存在感は圧倒的です。
単に「お隠れになる」とかと同義の忌み言葉なのですが、夢と死を合体させて一文字作っちゃう昔の人の発想力に恐れ入ります。

と、言う訳で(?)、
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アリプロの新アルバム「禁書」をゲットしてきました!!!!







もおお発売告知から死ぬほど楽しみにしてたので感無量です。
最近発売日を指折り数えてショップにダッシュしてまでCDが欲しいと思えるアーティストが余り居ないのですが、アリプロだけはなんだかファンになり立ての頃から毎回発売日が近付くとソワソワします。
何だかんだで中学時代からのファンなので結構年季入って来ました。幻想庭園以外のアルバムを全部持っているのがほのかに自慢です。笑

一周聴いてみての感想ですが、やっぱりアリプロはオリジナルアルバムが良い!
別にシングルが悪いとかじゃないんですが……シングルで出す曲(アニメで使われる曲)はそう言う曲調で、と依頼されてるんだか何だか知らないですけど一本調子ですぐに飽きが来ちゃうんですよね。
変幻自在な曲を作れる方々だからこそ、そうやってシングルで同じような曲調を乱発することによって一聴さんに「こう言うのしか作れないんだ」と誤解されちゃうのが勿体無いです。
コードギアスの主題歌になってた最新シングルを聴いた時も「またこれかー」と思いましたし。あっでもあれはカップリングが超傑作だった!

毎回オリジナルアルバムを出すと、一曲は必ず実験的な曲を入れて来るのがアリプロですが、今回の実験は「雪華懺悔心中」だったのかなあ。テクノ演歌みたいな。こう言うの次回のアルバムでまた聴いてみたいな~!
でも表題作の「禁書」も新しい雰囲気で新鮮でした。これ聴いてると創作捗ります。笑
前回の実験曲「暴夜layla幻談」の流れは「ヘテロ失楽園」で汲んでたような気がします。
一曲目「神風」はディレッタントの時から何故か続いている和風テクノロック縛りだし。笑

今回のアルバムで一番好きだなーと思ったのは、上で散々漢字がどうのと言ってた「薨」です。
これは前回のアルバムで言う「CYBER DEVILS」の系統なのかなと思ったら全然雰囲気違いました。無理矢理どれかと系統付けるとしたら「コヒブミ」かなあ。チープなんだけど深みがあって物悲しい雰囲気がたまらんです。

アリプロの曲の魅力って、一瞬先の旋律が全く想像付かないところだと思います。
だから初めて聴く時はかなり身構えるし、自分の思ってたところに落ちて来てくれないので多少苛々します。
でも何回か聴いてる内にそれがストンと身体の中に染み入ってくるともう病みつきなんですよね……
音楽にしても小説にしても、自分の既存の世界に波紋を起こしてくれるものじゃないと聴いたり読んだりする価値が無いと思ってます。何時も新しいものを与えてくれる点で、本当に稀有なアーティストだなあと。
惚気たところでそろそろ語りすぎて気持ち悪いのでやめておきます。笑
とにかく今回のアルバムもサイコー!と、そう言うことです!
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